FOS第五十四弾にお届けするのは、キュートなタイニーカラー(小さな衿)、ノーデザイン、とてもシンプルなスタンダードデザインシャツ、それを2018S/Sコレクションの最新プリント柄を乗せたヴァージョンと無地ヴァージョンとで提案する、これからの夏に向けてオススメのアイテムになります。 シンプルといっても随所にFFらしさは満載です。 シンプルだからこそ重要な縫製始末。ロック始末は使わず大体が縫い代を中側に入れ込む袋縫い始末を使用。裾は三つ折り、前端は縦細の三つ折り始末。袖口は袋縫いからの重ねスリット開きのカフス始末。 そして通常背中にあるはずのヨーク切り替えはなく、代わりにデザインされている切り替えずに布一枚で出来ている続きヨークと後ろ中心のギャザーデザイン。柄が入っているヴァージョンはそのデザインは分かりにくいですが、それは逆にクール。 何故このデザインにしたかというと、プリント、無地共に非常に薄く透けている素材を使用している為、その透け感を最大限に生かしたかった為。ヨークが二重になっている従来の縫製仕様ではそこだけ透けず完成度はいまいちです。身頃を全体的に透かして、儚くも美しい洋服にしたかった為。 それを実現させる為に続きヨークの後ろ中心には接ぎを入れ、その両端をパイピング始末に、後ろ両肩に向けてダーツ処理をしています。 ボタンはプリントヴァージョンは天然高瀬貝、フレンチブルーヴァージョンは黒蝶貝、お馴染みのFF仕様角丸デザイン。今は貝を真似したプラスチックボタンが支流ですが、高価でもFFは天然で。(ボタンに指が触れた際の存在感が違います) ボタンを留めての着用はもちろん、ボタンを留めずオーヴァーシャツとしての使用もオススメです。 暑い夏、T-シャツ一枚になりたくなる気持ちは理解できますが、薄いシャツを一枚羽織っているだけでオシャレ感は違います。このように薄く上品でシンプルなアイテムは活躍の機会大です。 あともう一つ、多くのお客様は、プリントものは難しい、と思っているかもしれませんが、FF のプリントは、普通ならプリント生地の最大の役目であるインパクトの大きさ、などは最初から目指してはいなく、まるで無地のように気配を消すかような(自然な)無地ライクのプリントをいつも目指している為、結果的にどんなシーズンのプリントと合わせても、FF 同士のプリントなら個性がぶつかり合うことはまないと信じています。

1).デザイン

出来るだけノーデザインのシャツを目指しました。余計なものは取り払い、素晴らしい素材を最大限に生かしたデザインにしました。ポケットもなく、大人っぽい印象に。でも襟元はこれ以上小さくは出来ないほどの小さな衿にして、そこだけはキュートさを主張。

2).素材

*250/- ラミーローン  シンギュラリティー ホワイトモザイク
通常ラミーはリネンよりも硬く野性味のある素材、そして糸が太くなればなるほど固すぎて洋服には向かず、バッグなどに使われる素材となります。 そして細ければ細いほどやはり洋服には向かず、今度はストールなどに使われる素材となります。 この素材は物性に問題なく洋服に使用出来るギリギリの細さの糸で織り上げたラミー100%のローン素材です。 おそらく今世界中のどこを探しても、250/-のラミーローンにプリントを乗せている商品はないと思います。 それくらい下生地で既に高価ですし、織り上げるのも高度な技術がいります、なので、このラミー素材は感動的な薄さと柔らかさを実現しています。 この素材に乗せたプリント柄が、儚く透けて、、本当に素敵です。

*160/- ロイヤルラミー  フレンチブルー
160/-のラミーローンを綺麗なフレンチブルーに染め上げた素材。他ではあまり見かけない美しいフレンチブルーです。

3).縫製

袋縫い、パイピング始末、一裏仕立て。
大体が縫い代を中側に入れ込んでしまう袋縫い始末を使用。裾は三つ折り、前端は縦細の三つ折り始末。袖口は袋縫いからの重ねスリット開きのカフス始末。 そして通常背中にあるはずのヨーク切り替えはなく、代わりにデザインされている切り替えずに布一枚で出来ている続きヨークと後ろ中心のギャザーデザイン。続きヨークの後ろ中心には接ぎを入れ、その両端をパイピング始末に。そして後ろ両肩に向けてダーツ処理をしています。勿論、メイド イン ジャパン です。

4).コーディネート

春夏の羽織物として活躍の機会大です。シンプルなデザインなのでどんなデザインものでもシンプルなものでも相性はいいです。勿論同時販売のワイドパンツとも相性抜群です。